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続けるということ・・・

NHKのプロフェショナル~仕事の流儀~と言う番組が好きでよくみている。
1人にスポットをあて、その人の仕事(人生)について紹介される。
先日は、バレリーナの吉田都さんだった。
彼女は、イギリスで「ロイヤルの至宝」と言われている。
バレーダンサーの多くは20代の英国ロイヤルバレエ団において、彼女は41歳のプリンシバルと聞き本当に驚いた。バレエ団のトップを10年以上、勝ち取ってきたのです。
そんな彼女の人生に興味がわいた。

彼女がイギリスのバレエ教室にはいった頃は、東洋人はたった一人。
外国人と比べると、どうしても手足の長さ、顔立ちがおとってしまい、一時は「自分は醜い」本当に自分が嫌でしょうがなかったと・・・鏡をみたくなくても、鏡だらけの部屋の中でのレッスン。本当に辛かったと話しています。

彼女はそんな自分を変えたくて、誰よりも練習に励み多いときは13時間踊り続けた。
もともと技術に定評があった彼女に、少しずつ声がかかるようになり、29歳の時にロイヤルバレエ団のプリンシバルに・・
でもそこはゴールではなく、新たなる戦いだったのです。
どんどん若い人がやってきて、もちろん誰もがプリンシバルを狙っている中、彼女はさらに練習に励みます。トップにたっても、自分に自信がもてなくて、不安をうちけすために練習に励みます。
そんな折舞台の前日に怪我をしてしまい、舞台を降板することに・・・
「もう踊れないかも知れない・・」と。
ふさぎこむ吉田さんをイギリスで知り合った、日本人の友人がやってきて泊り込みで世話をしてくれ、たくさんの時間を過ごすうちに「これまで自分は何をしてきたのか・・・」と・・・。
「バレエのことばかりで、知らないうちに人のことを考えれない人間になっていた・・」と気付き、練習づけの人生をやめて、バレエ以外の時間も楽しむようになったのです。
バレエとの付き合い方も、不安や重圧と戦うよりも踊ることを楽しもう、自分と向き合って踊ろうと・・・

彼女にとって、踊ることは「生きること、人生のすべて・・・」
バレエは技術よりも、人間としてどうかがまず大切・・

吉田さんは本当に踊ることが好きで、妥協をしない。
彼女の踊りは本当に美しい。それは彼女そのものなんだと思った。

「自分を信じる強さを持て・・・」
本当にそうだと思う。
40代になっても輝き続けるなんて、並大抵のことじゃない・・・
内面からあふれだす美しさって、本当に眩しい。

私もそんな40代になりたい・・・そのために今自分が何をすべきなのか考えなきゃ

by okashina-s | 2007-05-04 22:07 | その他

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